海洋環境下を模した塩水シャワー試験では、腐食の進行が亜鉛メッキの10分の1.5%アルミ亜鉛合金めっきの6分の1と評価されました。また、海岸から4km離れた暴露試験場では、47年経過したテストピースが今なお発錆現象も起こさず高い防錆効果を維持しております。
アルミナイズ処理(溶融アルミニウムめっき・アルマー加工)とは、鉄鋼に非常に
高度な耐食性・耐熱性・耐摩耗性・耐硫化性を付与する表面処理です。
海洋環境下を模した塩水シャワー試験では、腐食の進行が亜鉛メッキの10分の1.5%アルミ亜鉛合金めっきの6分の1と評価されました。また、海岸から4km離れた暴露試験場では、47年経過したテストピースが今なお発錆現象も起こさず高い防錆効果を維持しております。
アルミを鉄鋼に拡散浸透して合金層化することにより、表面にアルミナ被膜を生成し、融点約1160℃の合金層が相まって酸素の侵入を阻止し、耐熱効果を発揮します。また、アルミナイズα処理は、様々な表面処理技術が存在する中で、高温での耐食性を有し、且つコストパフォーマンスに優れた処理です。
両性金属であるアルミの長所を含有させることにより、アルカリ・中性域での耐食性を発揮するともにコンクリートの付着強度を著しく向上することが可能となりました。
高温ガス中における鉄鋼の耐硫化性は、アルミニウムを数%含有させることで、著しく改善されます。アルミナイズは、表層のアルミ層と約60%のアルミを含む合金層によって、耐硫化性と同時に高温酸化腐食にも効果があります。
アルミナイズ処理のFe-Al金属間化合物で得られる高硬度(Hv800-1000)により、ボルト類へのカジリ防止やエロージョン対策として多くの製品に採用されております。
初期品質とコストだけの比較ではなく、長期的なランニングコストに重要視した、ライフサイクルコストでは、溶融アルミめっきは溶融亜鉛メッキの半分以下のコストに抑えられます。
ISO 9001 2003年11月取得