高耐食性特性・製品情報

アルミナイズ処理品は、母材との相互拡散によってできたアルミ成分を含む合金層の上に固有の耐食性を有するアルミニウムを付着させ、空気中でその表層に緻密、強靭で密着性の強いAl酸化被膜を生成させ、合金層 (Fe-Al), アルミ層, 酸化被膜の3層によって非常に強力な防錆能力を発揮致します。
実際の海洋環境下を模擬した塩水シャワー試験においても、腐食速度が溶融亜鉛めっきの10分の1.5%アルミ亜鉛合金めっきの6分の1と腐食の進行が少ないことが立証されており、海岸から4km離れた暴露試験場では47年経過したテストピースが発錆現象も起こらず高い防食性を維持しております。

高耐食性が役立つ用途

海洋環境(飛沫帯)を模擬した暴露試験

溶融Alめっき鋼材は、 Al層、Fe-Al合金層、炭素鋼母材の3層からなり、Al層の表面には約10nmのAl203の酸化皮膜が形成され、優れた耐食性を示します。しかし、塩水噴露試験等の促進試験機では実環境下とは違い、酸化皮膜形成に必要な酸素供給が不安定となるために、自然腐食環境下の結果とうまく対応せず、信頼性に欠けてしまっています。
そこで、海洋環境下における耐食性を 他めっき鋼材とともに実海洋(飛沫帯)を模擬した暴露試験にて比較しました。

試験方法

海岸より数メートルの位置に各試験片を架台上へ水平になるように取り付け、海水シャワーを1日2回(8時、20時)約3.5時間定期的に試験材に散布されます。これは、酸素が十分に供給される様屋外で行われており、大気中の一般的な暴露環境より厳しい条件です。

試験期間: 約7年間
比較対象鋼材: 溶融Znめっき鋼材・5%Al-Znめっき鋼材・普通鋼・溶融Alめっき鋼材

結果

腐食速度(μ/year) めっき膜厚(μ) 推定寿命年数
炭素鋼+Znめっき 27μ~30μ 65μ 2~3年
炭素鋼+Al-Znめっき 5μ~23μ 80μ 7~9年
アルミナイズ処理 1μ~4μ 180μ 40~50年

千葉県(銚子地区)暴露試験

暴露試験場は海岸より約4kmに位置しており、47年間暴露試験を継続中であります。

(写真上段)
溶融Alめっき鋼材は、全く初錆現象は見られず、高い防食性を維持。

(写真下段)
溶融Znめっき鋼材は、めっき膜厚に比例して全面腐食。

海洋実地試験 波崎海洋観測桟橋

鹿島灘の桟橋は飛沫帯環境で、海水に洗われる厳しい腐食環境です。
4年間経過しておりますが、 Znめっき・Al-Znめっきグレーチング 手摺と比較しても極めて優れた耐食性が判断できます。

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