Shinko Kinzoku Co.,Ltd
伸光金属工業株式会社は、溶融アルミニウムめっき加工(アルマー加工)のリーディングカンパニーとして
大径管・構造物からボルト・ビス等の小物類まで処理可能な技術を保有する国内唯一・世界唯一の会社です。
 
めっき各種
 ■ アルミ豆知識 ■  
私たちの身近な金属、アルミニウム。
健康な生活に問題となることはありません。


「アルミニウムは健康に良くないの?」「アルミ製品でアルツハイマー病になるって本当なの?」。ここでは、アルミニウムと健康についての疑問にお答えします。

アルミナイズ処理
アルミナイズ
α処理
アルメルト法
アルミ豆知識
アルガー55
日本工業規格

1. 生活環境とアルミニウム
2. 食生活とアルミニウム
3. アルツハイマー病とアルミニウム

 

1. 生活環境とアルミニウム

○人類はアルミニウムが豊富な環境で誕生した

 私たちの住むこの地球は約46億年前に誕生したと言われ、長い時間をかけて少しずつその姿を変えてきました。約20億年前に地球上に酸素が現れると、その影響で生物は大きく変化しました。そして今から約400万年前になって、ようやく人類の祖先が誕生しました。
つまり私たち人類は、アルミニウムが満ち溢れる環境の中で誕生したのです。その後も人類は空気や水と同様にアルミニウムと調和し、共存しながら進化してきました。

○暮らしに身近なアルミニウム

 地殻を構成する元素の中で、アルミニウムは酸素、ケイ素についで3番目に多い元素です(約8%)。自然界ではアルミニウムはいろいろな化合物の形態になっており、鉱物や土壌、水、空気、植物、動物などに含まれています。そして当然のことながら、食べ物や飲み物、水、空気などを通して私達は毎日アルミニウムを摂取しています。また食品添加物や医薬品、飲料水の浄化剤などにも、アルミニウムは広く使用されています。
 金属材料として使われる場合は、目で見てアルミニウムであることが良く分かります。よく知られているように、建築のサッシや外壁、自動車部品、容器や包装材、調理器具などに使われ、日常的に出会うことができます。このように、私たちは誰もが常にアルミニウムのある環境で生活しており、アルミニウムのない環境を作り出そうとしても不可能です。
そのくらい、アルミニウムは私たちにとって身近な存在なのです。

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2. 食生活とアルミニウム

○食べ物などとともに体内に入るアルミニウム

 私たちが日頃摂取しているアルミニウムの大部分は、食品や食品添加物などに含まれているものですが、そのほかに飲料水や調理器具などからも摂取しています。1日当たりのアルミニウムの摂取量については、地域や食生活によって異なりますが、世界的な研究機関であるWHO(世界保健機構)のほうこくでは、1日当たり2.5〜13mgとしています。
 またイギリス、スウェーデン、アメリカなどの研究機関でも同様な報告をしており、摂取量はおおむねWHOと同程度となっています。日本国内でもいくつかの試算の例がありますが、例えば加熱調理をすべてアルミ製の鍋で行うようなケースでも、食物からの摂取を主として4〜6mg(*1)と考えられています。

○体の中でアルミニウムはどうなるの?

 食べ物や飲み物と一緒に体に入ったアルミニウムは、そのほとんど(約99%)が吸収されずにそのまま排出されることが分かっています。またわずかに残った分の大部分は腸管を通して吸収された後、腎臓を通って尿とともに排出されます。
 一般に、人体内には35〜40mgのアルミニウムが安定した状態で存在していると言われ、これは主に肺。骨などに分布しわずかに血液、脳などにもあります。しかし、アルミニウムの体内の働きについては、はっきりと解明されていないのが現状です。

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3. アルツハイマー病とアルミニウム

○ すでに過去のものとなった「アルミニウム原因説」

 1972年、透析治療中の患者が腎臓傷害のため透析液中のアルミニウムを尿として排出できず、脳に残り痴呆症が現れたことが報告されました。このあと「アルミニウムはアルツハイマー病の原因か」という疑いがかけられました。
 この透析痴呆は、体内に過剰にアルミニウムが取り込まれた結果起こった症状です。透析痴呆の研究からアルミニウムを一定量以上取り込むと腎臓機能障害のある人は神経毒性症状を起こす場合があることが分かっています。またアルミニウム以外のどんな成分でも、例えば必須元素である鉄でも注射等によって大量に体内に取り込むと毒性が現れます。
 この出来事の後、透析液に改良が施され現在では透析痴呆の問題は解決しています。もちろん、腎臓機能が正常な人の日常生活では全く心配なく、特に用心する必要はありません。

○透析痴呆とアルツハイマー病の違い

 痴呆と言うと、すなわちアルツハイマー病であると誤解されることが多くありますが、これは間違いです。痴呆には脳血管型痴呆、アルツハイマー病、混合型痴呆の3種類があり、アルツハイマー病は痴呆のひとつに過ぎません。
 透析痴呆とアルツハイマー病は、病理学的に見て明らかに違うものであり、またそれぞれの痴呆の症状などを詳しく見ると、違っていることが分かります。
 いずれにせよ、過去に透析痴呆の問題があったからといってアルツハイマー病とアルミニウムを短絡的に結びつけることはできないのです。

○アルミニウムの論議は終わっている医学界

 アルミニウムがアルツハイマー病の原因ではないかと疑われるようになったのは、「ウサギの脳にアルミニウム塩を注射するとアルツハイマー病患者の場合とよく似た所見が神経細胞に見られる」という1965年の報告がきっかけでした。1972年にアルミニウムによる透析痴呆の報告がなされ、1989年には飲料水中のアルミニウム濃度とアルツハイマー病に関する疫学調査が報告されて大きな反響を呼びました。
 しかしこれらの報告については、調査方法などに問題があったり、関連性が明確でないなどの点が指摘され、いずれも受け入れられていません。現在ではこのような「アルミニウム原因説」はほとんどの専門家がすでに過去の話ととらえています。
 1995年にUNEP(国連環境計画)、WHO、ILO(国際労働機関)が共同でアルミニウムの科学的安全性に関する国際評価プログラム(IPCS)を作成し、この報告が1997年にWHOから公表されました。このプルグラムは世界10カ国16人の専門家による最新の知見に基づく影響評価の検討結果をまとめたものです。この中で、アルツハイマー病に対してのアルミニウムの関与が明快に否定されました。


Environmental Health Criteria194
WHO、1997


○望まれるアルツハイマー病の原因究明

 アルツハイマー病の研究は近年飛躍的に進んでいますが、まだ完全に解明されたわけではありません。現在、大部分の専門家が遺伝子要因と環境要因(危険因子)の複合によって起こるという「多因子説」を支持しています。
 環境要因の最大のものは「高齢」です。それ以外に高コレステロール食や循環器傷害、頭部障害も重要な要因と考えられています。一部の研究者の中には、環境要因の一つとして鉄、銅、亜鉛、アルミニウムなどの金属イオンの関与を指摘する説もあります。最近の研究では、発祥の原因となったり途中の段階で起こったりする、脳内の神経細胞の減少や異常蓄積物質についての研究が中心となってきました。また近年の分子遺伝学の進歩によって原因遺伝子異常が急速に解明されつつあります。

多くの専門家が考えているアルツハイマー病発祥の要因

遺伝子要因 APP(アミロイド前駆体蛋白
APOE(アポリポ蛋白E)
PS−1(プレセニリン-1)
PS−2(プレセリニン-2)
α2−マクログロブリン
環境要因
(危険因子)
加齢、性差(女性>男性)
頭部外傷
教育レベル、APOE
高コレステロール食
循環器傷害

 具体的には1996年の「第5回アルツハイマー病および関連疾患に関する国際会議」では、アポリポ蛋白Eやプレセニリンなどの遺伝子についての討論がなされ、1998年の第6回会議ではα2-マクログロブリンやタウ蛋白遺伝子異常に大きな関心が寄せられました。数々の研究が実を結び、近い将来完全に解明されることを期待したいものです。

 

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